「抽象塾」って変な名前だと思いませんですか??
塾の名前を付けようと思ったとき、
私の名字を取って、「○○塾」にしようかなぁ〜。
格好良く聞こえるように
アルファベットにしようかなぁ(笑)とか、
とにかく塾の名前の候補はたくさんありました。
その候補の中から私は「抽象塾」に決定しました。
その塾の名前は友達や周囲は
あまり良い顔はされませんでしたが(笑)
確かに変な名前ですよね。

今回は初回と言うこともあり
「抽象塾」の名前の由来をお話ししたいと思います。
中学生の生徒と接するとき、
授業や余計な世間話をしながら、
私の頭の中では生徒の分析をしています。
その分析にはいくつかポイントがあるのですが、
今回はその中で最重要ポイントの一つをご紹介します。

それは「抽象概念があるかないか」です。
「抽象概念」という難しい言葉が出てきましたが、
もう少し砕いて言いましょう。
「見えないものを見えるように装う力」です。
まだ難しいですね(笑)
もう少し簡単に言いましょう。
「見えないものを見る力」です。

「抽象概念」をさらに分かりやすくするために例を挙げてみます。
中学生1年生の理科では植物の仕組みについて学びます。
アブラナやマツの断面図が出てきて、
ここがどんな仕組みになっているのか、説明が書いてあります。
もし教科書の説明でわからなければ、
野原でアブラナやマツを採ってきて、カッター等で分解して、
細かい部分はルーペや顕微鏡を使って観察すれば、
実際に植物がどうなっているのを見ることができます。

しかし中学2年生では分子や原子の世界を学びます。
もし教科書の説明で分からない場合、
原子や分子は電子顕微鏡ですら見ることは非常に困難です。
ここでは教科書の図やモデルから
「見えないものを見る力」を使って、
理解しなければならないのです。

このように「抽象概念」が必要な場面はたくさんあります。
理科で言えば、「天体」「人体」「圧力」等、
数学で言えば、「方程式」「関数」等です。
上の例で学年を挙げましたが、
学年が上がれば上がるほど、
「抽象概念」が多くなっていくのです。
高校生の数学や理科は、
ほとんど「抽象概念」の中にあると言っても過言ではありません。

この「抽象概念」は小学4年生の算数に初登場します。
本格的に登場するのは、小学5年生です。
みなさんのお子さんは小学5年生をどのように乗り切りましたか??
私はこの小学5年生の時期を受験よりも大切だと思っています。
もし中学生の成績、
特に数学が振るわない(成績が「3」以下の生徒)場合、
この「抽象概念」が十分に理解できていない場合が多いのです。

生徒を分析する上で「抽象概念」を大きな判断材料にしています。
もし「抽象概念」が十分ではない生徒は
「抽象概念」から勉強していきます。
また「抽象概念」が十分な生徒でも、さらに鍛えるようにトレーニングします。
時間がかかるかもしれませんが、
「抽象概念」は実は一生使う大切な力です。
是非、この塾で「抽象概念」を理解、
または鍛えていって欲しいと思います。

少し脱線しましたが、
私は一生使う力、「抽象概念」を十二分に生徒に理解して欲しい、
と願いを込めて、
「抽象塾」と名付けました。

少し変な名前の塾ですが(笑)
末永いおつき合いをよろしくお願いします。




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