平成21年3月栃木県教育委員会の「教員の多忙感に関するアンケート」報告書から、中学教員がいかに部活動が影響して、本来必要な教材研究や授業準備が取れていないか、数字で挙げてみようと思う。
1.中学教員の92.4%が「忙しい」「どちらかというと忙しい」と回答している。
2.中学教員の74.0%が2時間以上の勤務時間外の仕事を行っている。
3.中学教員の67.9%が勤務時間外に行った主な仕事の中に「部活動の指導」を挙げている。
4.中学教員は休日に出勤している割合は、2〜3日が14.8%、4〜5日が28.4%、6日以上が36.6%となっている。
5.休日に出勤した中学教員の79.5%は部活動の指導に当たっている。
6.中学教員の63.8%は教材研究や授業準備に必要な時間が取れていない。
7.教材研究や授業準備に必要な時間が取れていない先生の内、必要な取れない理由として、平日は71.9%、休日は81.0%の中学教員が部活動の指導を理由に挙げている。
8.中学教員の多忙な理由は56.3%が部活動の指導を挙げ、1位。
9.中学教員の33.3%は「部活動の指導」に改善の余地があると考えている。
10.管理職(小学・高校等含む)も部活動の指導が多忙と感じる45.1%。

栃木県教育委員会での提言
【学校において改善が可能なこと】
1.学校としての部活動の在り方と活動の枠組みを改めて確認し、問題点を話し合う。
2.部活動終了時刻を早める日を設けるなど、活動時間の短縮を図る。
3.休日に部活動を行わない期間を設定する。
4.可能であれば副顧問を配置し、平日、休日ともに交代で指導に当たる。

【学校だけでは改善ができないこと】
1.「部活動」は、中学校では多忙の原因の1位で、自由記述には、校内体制ばかりではなく、学校外の枠組みでの改善を求める意見がみられる。
2.「ノー部活動デー」の組織的な徹底を図る。
3.活動時間を明確化するとともに遵守するよう働きかける。
4.主催者において、大会期間の短縮を図る。
5.関係団体において、所管する大会の精選の方策について検討する。
6.外部指導者の活用を図る。
7.可能なものは、社会体育へ移行する。


【コメント】
教員も管理職も部活動の指導に疲弊していることが浮き彫りになっている。
部活動の指導に疲弊しているだけなら良いが、
半数以上の中学教員が必要な教材研究や授業準備をできていないと回答している。
本末転倒な現象が起きている。

報告書からは学校外での取り組みが重要なことも分かった。
学校外での枠組みでの改善といった
1つの学校だけではどうしようもないのが根本の原因のようだ。

外部指導者の活用やクラブチームへの移行、
部活動だけに限らない放課後の使い道。
そもそも中学校教育においての部活動は必要性なのか??
根本的問題から話を進めて欲しい。

これだけは言いたい。
「中学教員は部活動の指導者ではない」










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  • 2018/04/17 6:01 PM
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